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アゼルバイジャンの戦略的重要性(アメリカ外交にとっての)

この前,トラッキングの拒否について触れましたが,クッキーはユーザーにとっても便利です。ログインなしに,自動的に居住地の天気が表示されたり,AMAZONで過去履歴によるお勧め商品が表示されるのもクッキーがあるからです。しかし,これが気持ちが悪い迷惑な消費者もいるでしょう。イギリスではEUの指令(EU's ePrivacy directive)により,2012年5月26日以降は,クッキー使用についての説明をし消費者が拒否できるようにすることを決定しています。いよいよ強制実施になると,BBCニュースサイトに記事がありました。


企業は消費者のネットサーフィン歴が分かるので untargeted advertising よりも効果のある behavioural advertising ができ,一方広告収入も2.7倍になるところ,消費者のクッキー拒否があれば広告費が減収する。広告業界にとって,直接間接の打撃は大きいので,消費者にクッキーは必須アイテムだと説得しないといけないが,普通の消費者に説明するのは難しい。逆にクッキーを受け入れないなら,サイトの一部の情報は閲覧できないというアプローチを取るサイトもあるだろう。結局,業界が言いたいことは,フリー(無料)のコンテンツを得たいならその代価(クッキー)を払えということだ。数カ月すれば,消費者の意向がはっきりするだろう。というのが,大雑把な趣旨です。


さて,米国の前アゼルバイジャン駐在大使がブルームバーグに寄稿した文章の概略を紹介します。 「ユーロビジョンはアゼルバイジャンの変化を助ける」Eurovision Could Prompt Azerbaijan to Change Tune)。


同国が独裁国家,ジャーナリストの投獄,腐敗とインフレと言うのは真実でもあり誇張でもあり,カリカチュアというべきである。昨年優勝で今年の開催国になったとき,「アゼルバイジャンにもヨーロッパ文明が存在するのかもしれない,来年見に来よう」と言われたように思ったのではないか。


同国の指導者はこのポップミュージック・コンテスト,1億2千5百万がテレビで見るキッチュなフェスティバルを利用して,同国が近代的で洗練されたヨーロッパの友好国であると示そうと考えた。指導者は会場と道路建設のためにアパートを取り壊すという間違いを犯した。しかし,一方で二人の主要な政治犯を釈放し,大規模な反体制集会を許可した。これは西側外交団が長い間求めて得られなかったものだ。人権活動家は,これでは不十分だと言うし,同国にもっと圧力をかける必要はある。しかし,私の経験では,改善があったときには評価もした方が良い。でないと西側の要求は途方もなく果てしないと思われてしまう。また,同国の戦略的な価値,イランとロシアに隣接し,ガス・石油が豊富なことも忘れてはいけない。同国は世俗国家(祭政一致でないこと)で宗教的に多様で寛容な伝統がある。同国の経済改革は西側メディアが伝えているよりもずっと良い。ノルウェーをモデルにした国富ファンドの運営も優れている。社会の腐敗にも関わらず,改革官僚は貧困対策に石油収入の多くを使い,貧困率は49%から9%になった。アゼルバイジャンが2012年開催国になったのはヨーロッパの失敗ではなく,同国の進歩を促進できる手段を手に入れたのである。

下の写真はSecond Semi-Final でGrand Final出場者選出後のステージ

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by show_isa | 2012-05-26 21:39 | news | Comments(1)
Commented by Check Out %url_ at 2013-03-01 09:00 x
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