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ユーロビジョン・ソング・コンテスト 2012 を振り返って

Eurovision Song Contest 2012
日本では,優勝したスウェーデン代表ロリーン(Roleen)よりロシアの「ブラノボのおばあさん」の準優勝の方で報じられているようですね。ロリーン(28才)は(祖先はモロッコ ベルベル人)で国内予選で優勝してスウェーデン代表となった歌手で,CDも出しており現地では有名な様ですが,これで国際的に有名になりました。
 今年のコンテストは歌よりもアゼルバイジャンの人権侵害が話題になったようです。西側の批判もあり,期間中デモの規制が緩くなり同性愛者の行進が認められたと報じられた為,隣国イランはイスラムを侮辱するものだと大使の召還を決めました。 
英国スの新聞ガーディアンのサイトで最近一番読まれた記事は,このコンテストの話題というぐらい,ヨーロッパではビッグ・イベントですが,英国は何年も成績が悪く,今年もびりから2番目で,投票が歌よりも政治的に動いていると怒っていますが,民族的な親近感による投票などはしょうがありません。例えばアゼルバイジャンとトルコは同じトルコ系民族同士で,その親近感は見ていて分かります。逆にドイツとギリシャはお互いに1ポイントも相手国に入れていません。
 もしかしたら,BBCはわざと優勝できそうもない歌手を選出しているのかもしれない。というのも,このコンテスト開催にはかなりの経費がかかるからで,次年度開催は優勝国がすることになっているのです。ヨーロッパの公共放送が開催しているので,コマーシャル収入は期待できないのでしょうし,2011年開催のドイツでさえ開催費用をどう捻出しようかと考えたくらいです。過去には自国開催できずにBBCなどが肩代わり開催したことが何回かあります。

スペイン代表の歌手が記者会見でスペイン放送から「優勝しないでくれ」と指示されたと言って大きな話題となりました( Hard-up Spain begs contestant not to win Eurovision Song Contest)。冗談半分だったのかも知れませんが,こんなに話題になるのはヨーロッパ経済危機がそれだけ深刻ということでしょう。今年本気で優勝を狙いに来たのは,ホストのアゼルバイジャン,ロシア,スウェーデンの3国だけで,アイルランドは故意に優勝できそうもない二人組を送ったという説もあります。このコラム記事の最後で,英国に5ポイント入れたエストニアに外相はすぐ行くべきだとあります(もちろんジョークだよね)(A belligerent Eurovision night fit for a broken Europe)。

ツィッターによると,プレスセンターでの投票は,1位アゼルバイジャン,2位スウェーデン,3位トルコ,4位スペイン,5位キプロス,6位ロシアでした。

写真は優勝トロフィー(マイクの形です) Photographer: Andres Putting (EBU)/スペイン代表Pastora Soler;First press conference Photographer: Thomas Hanses (EBU)/

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by show_isa | 2012-05-28 17:53 | culture | Comments(0)
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