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ドイツで無利子の国債を発売

目がかゆくて痛いという症状が出て,どうもパソコンの見すぎか目のアレルギーらしくて,パソコンをあまり使わないようにしてアレルギー用の目薬をさしていた。まだ,治ってはいないのだが,大分書き込みが空いてしまった。


さて,ドイツでは無利子の国債が発売されたそうだ(シュピーゲル誌の記事 German Central Bank Issues Zero-Rate Bonds)。


無利子の債券を誰が購入するのかと思うが,タンス預金よりは安全だし,今は利率よりも安全が第一だからということだ。確かに現金を家に置いて盗まれたら困る。債券なら紙で持っている人は少ないから。日本でも無利子で出して見たらどうだろう。現金が必要なときは政府が額面で払い戻すと言えば,結構需要があるかもしれない。というのは,銀行のデフォルトが心配だが一千万までしか保証がないからと無利子の当座預金(全額保護だから)にわざわざ置いているケースがあるからだ。それなら,無利子の全額保証付き国債でも同じことだ。証券会社の保護預りにしておけば万全だ。


国債の利率をゼロにする代わりに,その相続税をゼロにしろという無視の良い意見があるが,とんでもない。前にも書いたと思うが,世代間の不公平を言うなら,相続税で世代全体のバランスを取れば良いだろう。金持ちから金持ちに金を渡しても,貯蓄に回されてしまう。政府が有効に金を使って景気を浮揚させた方が良い。


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by show_isa | 2012-06-29 22:36 | market | Comments(0)

TVドラマ「リベンジ」が英国でも放映

テレビドラマ「リベンジ」(Revenge)-Dlifeで放送中-がは英国でも,5月28日から放映ということで,お馴染みのガーディアン(Guardian)電子版に「上流社会のミステリドラマ,やみつきになりそう」(Revenge: the high-society whodunnit that is frighteningly addictive)という記事が掲載された。コラムを書いたのはNick Levineという音楽ライター。ヴィクトリア・グレイソン(ハンプトンの女王)役の女優マデリーン・ストウがカムバックしたと書いているので,有名な女優なのでしょう。ヴィクトリア・グレイソンなしのリベンジはフィズのないジン・フィズ,またジンのないジン・フィズだから,視聴率があり,脚本家のアイディアが尽きない間はテレビドラマは続き,2018年もマデリーン・ストウがビーチで日光浴をしているが見られるかもしれないと結んでいる。他にもいろいろとマデリーンについて触れているので,筆者は彼女のファンなのでしょうか。


アマンダが9才の誕生日にもらった犬と17年後に再会するが,(かなりの老犬のはずで)不老不死の霊薬(elixir)があるのかとも皮肉っています。とは言っても,このドラマをかなり気に入っているようです。


best described as Dynasty meets The OC via The Girl With The Dragon Tattoo. It's trashy, but not stupid and it's also frighteningly addictive. ミレニアム(ドラゴン・タトゥーの女)と結びつけるとは思わなかったけれど。



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by show_isa | 2012-06-02 18:41 | culture | Comments(1)

エリザベス女王即位60周年記念イベント(テームズ川下り)

ユーロビジョンソングコンテストもカンヌ映画祭も終わってしまいました。後はロンドン・オリンピックがあるさ。でも,英国では,エリザベス女王即位60周年(Golden Jubilee)の一連のイベントがずっ~と行われているようです。 特に6月2日~5日には連続してあり,中でも最大のイベントが6月3日の昼(日本では夜)のThames Diamond Jubilee Pageant


大小さまざまな1000隻の船がテームズ川を下るという規模は350年ぶりとのことで,英国ではBBCが生中継しますが,日本でもBS日テレが6月3日(日)午後10時から生中継するそうです。


 さて,ユーロビジョンソングコンテストのリストを更にチェックしてみましたが,私の目に付いた名前では,2003年度3位ロシア代表のt.A.T.u.がありました。当時,日本でもかなり騒がれた女の子2人のグループなので,覚えている人も多いのでは。優勝国は数多いのですが,長年参加して優勝経験のない国もありました。46回出場で優勝ゼロのポルトガル,30回でゼロのキプロスというところです。どうしてだろう?


さて次に,鈴木商店を描いた本2冊ですが,私は報道機関の責任を考えさせられました。。


「お家さん」上・下 玉岡かおる著 新潮社 と 「鼠」 城山三郎著 新潮文庫


 前者の「お家さん」は小説で,お家さんと呼ばれた鈴木よね(店主の未亡人)を中心に,後者の「鼠」はノンフィクションで,自ら「白鼠」と称した大番頭の金子直吉を中心に,鈴木商店の栄光と挫折を描いた本である。「お家さん」は(恋愛等)フィクションの部分もあるが,鈴木商店についてはノンフィクションで書いている。


 1918年の米価高騰による米騒動の際,投機的買い占めをしたされ,鈴木商店の神戸本店が焼き討ちにあった。鈴木商店は第一次世界大戦の特需で大きくなったが,1923年関東大震災,台湾銀行の信用不安等で崩壊したが,最盛期には三井物産,三菱商事を超える大商社で所有の船が世界中を航行していた。大きくなったのは金子直吉の功績であり,滅亡したのも時勢に合わなくなった金子のせいでもある。


しかし,鈴木商店は米買い占めはしていなかった。2冊ともその点は詳しく書いてあるので,疑う方は見て判断してほしい。しかし,大阪朝日新聞は,鈴木商店が投機的買い占めをしていると攻撃し続けた。当時,寺内正毅内閣で後藤新平は主要閣僚(内務大臣,外務大臣)であった。大阪朝日新聞は寺内内閣に大して大々的な批判キャンペーンをしており,政権の実力者である後藤と関係があった鈴木商店を米買い占めをしていると意図的に攻撃したのである。そのため,鈴木商店は焼き討ちされてしまった。(商売敵が流した疑いもある)買い占めの噂を確認もせず,こじつけまでして書き,朝日新聞は世論を煽ったのであった。


寺内内閣は反民主的,反動的であり,朝日の記者は正義感で書いた。米買い占めの鈴木商店と後藤大臣は親密,だから寺内内閣はけしからんという論法だ。しかし,証拠もなく取材もせずに一方的に事実ではないことを書いた責任は大きい。当事者の金子は,黙っていても世間は分かってくれると周りの忠告を聞かなかったそうだが,甘すぎた。実際は,買い占めどころか,政府の依頼で外国から米を輸入して安く売っていたのだが。


今日でも,都合の良いように目的に合わせた記事が掲載することは,ないのだろうか。本人は正義感に燃えていたとしても,許されることではないだろう。


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by show_isa | 2012-06-01 22:13 | culture | Comments(0)