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Linux 日本語環境設定のトラブル

Linux(Xubuntu ズブンツゥ)の設定は意外にスムーズだったのだが,やはりトラブルが出て来た。
初期設定はあれこれやっているうちに,できてしまったケースモ多く,自分でも手順が分からない場合もある。

(1)文字化け
ミュージック(メディア)プレーヤーで日本の曲のタイトル等が文字化けする。 ミュージックプレーヤーAudaciousは設定画面で日本語を選び,refreshすれば大半の文字化けは解消する。しかし,他のソフトは文字化けするので使えない(ひょっとして,解消の方法があるのかもしれないが)。

(2)毎回,クラッシュの表示が出るが,実害はないので,そのままにしている。

(3)日本語かな漢字入力(IBus)の設定
(Windowsなら,IMEやATOKなどの)かな漢字変換メソッドを切り替えるIBusの動作がおかしくて,Mozcに切り替えてもAnthyになってしまう(或いはその逆)。その場合,IBusを終了・再起動すると成功するようだ。

(4)Anthyで「親指シフト(NICOLA配列)」入力が可能
日本語かな漢字変換Anthyでは,「ローマ字,かな,親指シフト」から選択するようになっている。これは,Anthyを実際に触ってみて分かったことだ。(3)のトラブルがなければMozcを最初に選択したまま,Anthyには触らなかっただろう。MozcはGoogle日本語入力を元にしており,開発が止まったAnthyより高機能と言われている。しかし,MS-DOS,ワープロ,Windowsで使ってきた親指シフトが使えるから,Anthyにした。これもAnthyで書いているが十分実用的だ。

 さて,今のレイアウトの元になったカナタイプライタのレイアウト案(関東大震災の1923)は,覚えやすさ(五十音順)で決められた。だから,キーボードを良く見れば,五十音順ということが分かる。ところどころ飛んでいるのは,アルファベットとカナの数が違うため,余ったカナを適当に分散させたためだ。カナタイブやテレタイプを使うのは少数のタイピストだけだったから,これでもよかったのだろう。パソコンが普及する前に標準規格にされてしまった。ワープロが普及すると共に,さすがに使いにくすぎるとして様々なキーボードが考案された。普通の人でも打ちやすく入力が早くできると,ワープロコンテストの優勝者が使用していたのが「親指シフト」である。しかし,富士通しか採用しなかったため,広く普及することはなかった。Windows用のソフト(Japanist。Windows7でも動作)は販売されており,キートップに貼れば親指シフトキーボードになるシールもある。何はともあれ結果的に,Linuxの標準環境で親指シフトが使用できると分かって,とても良かった。

 下図は「親指シフト」キーボードとWindows用ソフト



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by show_isa | 2012-07-28 16:57 | computer/Internet | Comments(0)

仮面の男 (アレクサンドル・デュマ)

仮面の男
有名だからタイトルは知っているが,いまさら
という本がある。アレクサンドル・デュマの「仮面の男」もそのひとつ。
ふと手にしたので,この際だから?と読んでみた。
武井笑主演のテレビドラマ「Wの悲劇」を連想した。
和辻家に双子の姉妹が生まれたが,
双子は不吉だからと一人は捨てられてしまう。
捨てられた女の子は,やがて事実を知り
財産を奪い復讐することを企むストーリーだった。
一方,このデュマの小説は,ダルダニャンの三銃士シリーズの一篇である。
ルイ14世には双子の兄弟がいたが,出生時双子は不吉だ,
将来王位継承が問題になるとバスティーユ監獄に閉じ込められ,その存在は極秘とされた。
三銃士のひとりアラミスは,国王に双子がいることを知り,横暴なルイ14世とすり替え,本物のルイ14世を国王の偽物だとバスティーユ監獄に幽閉する。しかし,ニコライ・フーケがすぐにルイ14世を救出し陰謀は失敗してしまう。
双子の方は厳重に監禁されてしまうが,アラミスはスペイン亡命に成功するというストーリー。
すぐに失敗してしまうのは残念。もうちょっと,ニセ国王として活躍させたほうが波瀾万丈と思ったが。しかし,これは三銃士がメインの物語で,仮面の男は脇役だから,いいのかとも思った。

 さて,この文章もLinuxで作成している。これなら,Linuxに全面移行できそうだ。
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by show_isa | 2012-07-26 22:44 | culture | Comments(0)

Linux(Xubuntu)のインストール

Linuxのインストールは想定外の順調さでした。
 古いWindowsXPパソコンにLinuxXubuntuバージョン)をinstallしました。WindowsXPLinuxで上書き消去してLinux専用パソコンとなりました。Linuxと言えばUbuntuが最もポピュラーだが,Pentium M搭載の古いパソコンでは動かないそうなので,軽量で古いパソコンでも動くXubuntu12.04にした。これは名前の通りUbuntuを一部変えてあるが,Ubuntuのソフトウェアセンターも動き,画面表示やプレインストールソフトが異なるが,中身はUbuntuと言って良いと思われます。
(1)インストールはほぼ自動的にできた。昔々はいろいろとコマンドを打ち込んだものだが,今は簡単で誰でもできる。隔世の感があります。
(2)プリントの設定も自動で。ちょっと前まではプリンタの設定が難しかったのだが,私のエプソンプリンタ(LP-2400)は,メニューのシステムー印刷でプリンタのアイコンをクリックすると自動的にインターネットからドライバーをインストールする(HPとエプソンだけ。他はマニュアルで行う)。
(3)かな漢字変換はグーグルのmozcをubuntuソフトウェアセンターからインストールした。方法は雑誌かインターネットを見てください(私は全般的にubuntu Magazine Japanを参考にした)。まだ使い込んでいないが悪くないと思う。
(4)Adobe ReaderGimp2.8等をインストール。
Gimpはプリインストールされているが,古いバージョンなので最新版をインストール(方法は上記の雑誌等を参考にしてください)。雑誌などでは,コマンドラインから, sudo cpkg -i *.deb と入力すると書かれている。そのとおりですが,実際はコマンド入力しないで済む場合が多いようです。ソフトウェアセンター登録外のソフトを外部のサイトからダウンロードする時に,ソフトウェアセンターでインストールするか選択画面が出るので,ソフトウェアセンターでインストールを選択すれば良い。或いは一旦ファイルをダウンロードしてから,そのファイルをソフトウェアセンターで実行すれば良いことが多い。
(5)IBM Lotus Symphony3.01, Apache Openoffice
Windows Office(Word,Excel etc.)の同等ソフトとしては,LibreOfficeがスタンダードな様ですが,私はWindowsIBM Lotus Symphonyを使用してきたので。ブラウザと同じようにタブで切り替えるのが便利で,設定画面も使いやすいので。機能的に足りない部分はOpenofficeを使用しています。Symphonyの中身はOpenofficeでメニューなどの外観が違うとという関係です。しかし,Symphonyで作成した文書をOpenofficeで開くとレイアウトがちょっと異なるので細かい所で違いもあるようです。
インストールは単純にやると,”libnotify1がない”とエラーになるので,事前にこのファイルをインストールすれば良いのです。詳細はMS Office互換強化のSymphony およびApache OpenOffice 3.4をインストールするを参照してください。
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by show_isa | 2012-07-25 18:30 | computer/Internet | Comments(0)

飛行機がエコノミークラスで男女差別と報道  なでしこジャパン

日本は男尊女卑だというイメージで報道されがちのような気がするが,今回も取り上げられてしまった。


ガーディア電子版7月19日付け Japan's female athletes fly economy while men's team sit in business ;apan's female national football team Nadeshiko Japan placed in economy seats on flight to France sparking gender debate


なでしこジャパンがロンドンオリンピックに旅たつ際、一緒の男子サッカーチームはビジネスクラスなのに,女子サッカーチームはエコノミーだったという話です。もともと,女子がいまと違ってマイナーな時に決められたルールが,今でもそのままだったようですが,今やメダルを期待できるのは女子の方だから,ルールを変えておくべきだったのに。こういうことがあると、日本はすぐ男尊女卑と報道されてしまうということです。ワールドチャンピオンチームがエコノミー(a little extra leg room in premium economy)で,何でもない男性チームがビジネスクラスというのは,おかしいと言われても当然でしょう。JFAにも困ったものだ。


 


  さて,前にドイツ国債で金利ゼロというのがあると書きましたが,金利付きで出したドイツ国債も今やマイナス金利で売買されている。つまり額面より高く買われているから,満期償還の時には損をしてしまうということです。それでも安全資産の方が良いというのが今のマーケット。こんな状況下で,ゼロ金利政策に効果があるわけがない。 7月19日のマーケットデータでは「ドイツ2年債利回りは前日比1bp上昇のマイナス0.053%。前日はマイナス0.074%まで下げ、1990年にブルームバーグがデータ集計を開始して以来の最低を記録した」と,下図のとおり1年、2年満期のドイツ国債はマイナス金利となっている。(記事,図ともブルームバーグ電子版のデータから)。

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by show_isa | 2012-07-20 15:26 | news | Comments(0)

The graduate without a future

 目がかゆい,疲れる,しょぼしょぼするといった症状があると前に書いた。パソコンの見すぎか,花粉などのアレルギー炎症なのか分からないけれど。その後,使用のノートパソコンに液晶保護フィルタを貼ってみた。そのせいかどうか分からないが,症状がしなり和らいで,前より目が疲れなくなった様な気がする。以前より見にくくなることもなかったし,有害な紫外線もかなり減少させるということだから,貼ってみて悪くない。値段も千円ちょっとだし。


ブルーライトを減少させるという液晶保護フィルタがある。ブルーライトは最近問題になっている波長の短い青色光で,可視光線の中でもっともエネルギーが強く眼精疲労を起こしやすく,睡眠障害になりやすいそうだ。対策としては液晶画面(テレビ,PC,スマホ等)を見る時間を減らす,ブルーライト対策用の眼鏡や液晶保護フィルタを使用するなどのようだ。  


 さて,アメリカの学生ローン問題については,前に取り上げたが,「当初、意欲的な10代の若者が、生涯で所得が増加した際に完済できる少額借り入れの制度だった。それが現在では、学生ローンの残高は1兆ドルに膨れ上がり、景気回復の足かせになるとともに、大統領選挙の火種の一つになっている。米国の高等教育の平等主義をも脅かしている」(ブルームバーグ・ニュース)存在になっている。にもかかわらず,日本にもこの制度を取り入れるべきだと主張する人間がいるのは,唖然とするしかない。


 ブルームバーグ・ニュース(7月18日付け記事 Student Debtors Find Much Forgiven in Move to Small Towns)によれば,移住すれば学生ローンの負担が軽減できるという地方が出てきた。若者が減少している地域なので,何とか若者を増やしたいということだ。これを知って就職先が見つかったよりずっと,うれしかったという談話が載っていた。


 


 日本の学生の就職難も大変だが,外国ではもっと厳しい。多額の学生ローン,就職先が見つからない,インターンシップ都いう名のただ働き。ちょっと古いが7月2日付けのガーディアンではイラストでその実例を紹介している(マンガ作家が5人の若者に話を聞いて描いた)ので,見てください。連載のタイトル the graduate without a future の中の一つである, 


Big dreams, big problems: graduate stories – cartoon 
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by show_isa | 2012-07-20 00:40 | news | Comments(0)

オスカー・ワイルドの続き

オスカー・ワイルドの戯曲はサロメがオペラ化(リヒャルト・シュトラウス)されており,改めて人気があると感じる。  さて,彼の小説と戯曲は全部呼んでいるが(多分ね),一番印象に残るのは,「まじめが肝心」,「サロメ」, 「幸福な王子」だ。彼は悪ぶって見せてはいて(世の顰蹙もかってはいたのだろうが),実際は心優しい人だったと,彼の作品を呼んで思う。同性愛で告発された時,周りはフランスに逃げることを勧めたし。警察はすぐに逮捕に来るわけでもなく,監視もしていなかった。こういう場合,外国に逃げるのは当たり前だったらしい。なぜ逃げなかったのか,不可解な気もする。
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by show_isa | 2012-07-12 23:24 | culture | Comments(0)

映画 アーネスト式プロボーズ(オスカー・ワイルド)

映画「アーネスト式プロポーズ」 2002年 ミラマックス,日本未公開だが,DVDは販売された。リース・ウィザースプーン、コリン・ファース主演によるラブコメディ。

 


FoxBSで「アーネスト式プロポーズ」をふたたび観た。前にレンタルビデオで観たが,ワイルド作品の中でいちばん好きな作品だから。原作 the impportance of being earnest(私が一番最初に読んだ翻訳の題は「嘘から出た誠」)の意味は,結末を見れば,なるほどと分かるだろう。原作よりもスラップスティックなものになっているが,映画化としては,そんなに悪くないと思う。

イギリスの作家,オスカー・ワイルドのイメージはどうだろうか。読んだ本によってまったくイメージが異なる作家ではないだろうか。

童話作家と思っていた人もいた。彼の作品の中で一番ポピュラーなのは「幸福な王子」かもしれないし,間違いではないが。

小説では「ドリアン・グレイの肖像」,映画にもなったから,いちばん有名だろう。


詩も,日夏 耿之介の訳詩(絶版)があるが,もっとも彼の才能が輝いているのは 戯曲かもしれない。確かに深みもないし,人生の教訓とか社会問題の告発などはないが,ひたすら,機知あふれる会話,警句や毒舌にあふれたセリフが楽しめる。大分違うけれども,「思議の国アリス」が思い浮かぶ。どらもナンセンスの世界に遊ぶ点では同じだ。

劇作では,日本では「サロメ」が有名だが,彼の本領は風俗喜劇の4作だろう。ウィンダミア卿夫人の扇(映画では「理想の女」スカーレット・ヨハンソン主演),理想の夫(映画では「理想の結婚」ケイト・ブランシェット主演),まじめが肝心(映画では「アーネスト式プロボーズ」リース・ウィザースプーン、コリン・ファース主演),つまらぬ女(現在映画化中との情報。1921制作イギリス映画あり)と4作とも映画化されていることからも人気の程が分かるだろう。

「O.ワイルド全集2」(西村孝次郎訳 青土社)はサロメ以外の劇を収録していて,悲劇も5作入っている。久しぶりに原作を読んでみた。登場するアルジャノン,ジャックは上流階級なのに,「まったくひでえもんさ!...ありがてえや。こちとら目下ひでえ金詰まりでな」というセリフは,いくら親しい間柄でもどうなだろう。原文を見たが,普通の文章でくだけた風には見えない。その他の人物のセリフも下町っ子のようであり,違和感がある。風俗喜劇というのは,階級による言葉づかいや作法の違いを描くものだと思うが。

また,ジャックがタバコを吸うと答え,ブラックネル卿夫人が(p475 )「いつも何か仕事がなければいけませんもの。今のロンドンには怠け者が多すぎます」の訳は変だ。原文を見ると,A man should always have an occupation of some kind.  There are far too many idle men in Londonas it is. ここは occupation 暇つぶし, idle 「何もせずにいる状態」の訳語の方がふさわしいだろう。手持ち無沙汰ならタバコでも吸ってごまかせというニュアンスが伝わらない。

また,セシリー「それはあたしの後見人のアーネスト・ワージングじゃなくてよ」(p503)は重要なセリフなのに,意味が逆になっている。「後見人」≠アーネスト・ワージングなのだから。原文をみると,it is not Mr Earnest Worthing who is my guardian. 「私の後見人はアーネスト ワージングさんではない」だろう。「後見人の」は「後見人は」のミスプリか?

何といっても,オスカーワイルドは私の好きな作家なので,気になってしまった。

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by show_isa | 2012-07-02 17:26 | culture | Comments(0)