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インターネットのサイトにマーカーを引ける便利なツール

Wired Marker

インターネットのサイトを見ていて、アンダーラインか蛍光ペンを引いておきたいと思うことがあります。しかし,それは不可能なので,一旦WebページをPDF形式で保存し,PDFファイルに(AdobeReaderの機能で)マーカーでしるしをつけることもありますが,面倒です。 Web ページをブックマークで登録はできますが,特に長い文章だと,後で該当個所を探しだすのが大変だったりします。ところが,できないと思っていたWebページの重要箇所にマーカーを引くツールがありました。


Wired MarkerというFirefoxの拡張機能(プラグイン)です。使い方は簡単で,マニュアルを読めば更に高度な活用ができます。しかも,元のページが消去されても,Webページを保存しているので大丈夫だそうです。このツールは文部科学省のプロジェクトの一環として作成されたフリーウェアです。


Wired Markerのホームページによると次の機能があります。


◎消えないマーカー...Wired-Markerでマーカーを引くと、ページを再度開いた時にもマーカーは残ったまま消えません。...マー カーの色や形はお好みで無限に作れますので、色や形で情報を分類することができます。


◎電子栞...重要な文書でも必要なのはほんの1フレーいうことはよくあります。マーカーを引くと、Webページのアドレス(URL)に加え、 マーカーのWebページ内での位置情報(XPath)も記録され、長いページでも後からマークした個所を直接参照できます。


◎スクラップブック...マーカーを引いたりページの一部を画像として切り取る事で、マーカーフォルダの中にスクラップブックが出来,どのページ から引用したかの出典情報が明らかです。


◎文章の閲覧ツール...マーカーを引いた文章は自動で保存され,マーカーの文章を強調しつつ、文章をフォルダに保存できます。一覧上で文章を編 集できるので、集めた文章を要約するのも簡単です。


◎その他...イメージキャプチャ機能,オートキャッシュ(マーカーを引いたページが自動でキャッシュとして保存される),エクスポート機能(エ クスポートして保存・共有できる),検索機能(マーカーを引いた文章を全文検索したり、日付で検索できる)


試したところ,とても便利で使いやすいので,お勧めツールです。


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by show_isa | 2012-08-28 22:01 | computer/Internet | Comments(0)

世界の女性100人...日本はゼロですが


アメリカの雑誌フォーブスが世界の女性100人を発表した。 内容はForbesのサイトで閲覧できます。イギリスの新聞はイギリスの女性が少ないと言っていますが,日本人の女性となるとゼロです。ゼロなので日本での報道はちいさいかもしれません。しかし,アメリカの雑誌ですから,リストの内容は,かなり米国に偏っているようです。なぜベプシコの CEO(12位)がアルゼンチンの大統領(16位),アウンサンスーチー(19位)より上なのかわかりません。経済誌だからでしょうか,リストにはアメリカ企業のCEOが多い。


女性大統領(首相)は次の9名。ドイツのメルケル首相(1位),ブラジル(3位),インド(6位),アルゼンチン(16位),イギリスのエリザ ベス女王(26位),オーストラリア首相(27位),タイ首相(30位),マラウィ大統領(71位),リベリア大統領(82位)。 閣僚(アメリカのクリントン国務長官(2位)とか)や国際機関のトップだともっといます。


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by show_isa | 2012-08-24 10:16 | news | Comments(0)

ひとり日和 天使の運命

前日の女性作家の作品,それに次の小説でも感じるのは,何と言うか内向きで狭い話である。

●「ひとり日和」青山七恵 河出書房新社

第36回芥川賞受賞作。20才の女性 知寿(ちず)が71才吟子さんの家に住んだ一年間の物語。母親と生活していたが,母親が中国に行くことになったので,遠縁の親戚に預けられることになった。大学には行かずアルバイトで生活している。若い女性の感性で書いたと言われたら,ああそうですかと言う他ないが。良くある」本当の自分探しというテーマなのか。
それらとは違うのがこの物語。

●「天使の運命」上下 イザベル・アジェンデ PHP研究所

彼女の「精霊たちの家」を読んだときの衝撃は忘れられないが,この作品もラテンアメリカ文学の壮大なストーリー性と女性のたくましさを感じさせられる小説。


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by show_isa | 2012-08-19 00:59 | culture | Comments(0)

沖で待つ・しょっぱいドライブ・ゴッホ殺人事件

偶然にも,どちらも1996年生まれの芥川賞受賞の女性作家の作品。あまり共感を持てなかった作品で,ストーリーだけ紹介してもしょうがない作品であるが。肉体関係があっても,ずっと一緒にいても疎外感を感じている,居場所がないという疎外感の物語って,今更陳腐な気もする。
●沖で待つ 絲山秋子著 文藝春秋
「勤労感謝の日」と「沖で待つ」(芥川賞)の2篇の小説集。住宅設備機器メーカーの営業職だった経歴が反映されたOL小説とも言える。「勤労感謝の日」は,会社を退職して職安通い中(ハローワークをわざと古い表現を使っているのか?)の36才シングルの女性。隣家の紹介でやむなく見合いをしたが,不愉快な相手であった(月並み過ぎる不細工で嫌みな男)。職場で後輩だった女子を呼び出して渋谷で飲んで...という話。
「沖で待つ」は,入社同期の男性から自分が死んだらパソコンのハードディスクを破壊するように頼まれていた。男性が死亡し,女性は預かっていた鍵で単身赴任のマンションに入り,パソコンのハードディスクを破壊する。後日彼の自宅を訪問すると奥さんから,ポエムを書いた彼のノートを見せられる。ハードディスクには,この詩が入っていたに違いない(タイトルの沖で待つはその詩の一節)。こんなへなちょこポエムを見られたくなかったんだ。しかし,家にノートがあったとは彼も迂闊なやつだという話。

●「しょっぱいドライブ』大道珠貴 文藝春秋
「しょっぱいドライブ」,「富士額」,「タンポポと流星」の3編の小説集。
「しょっぱいドライブ」は60過ぎの人の良いとしよりと主人公(30半ばの女性)がドライブするところから始まる。
「富士額」は女子中学生が力士と関係を持つ話。「タンポポと流星」は主人公の女性と,友達というよりは幼稚園からの腐れ縁のような女友達との話。

上の二つとは無関係の小説
◎「ゴッホ殺人事件」上・下 高橋克彦 講談社
ナチスによって押収されたゴッホの作品を追うモサドの情報員に日本人の絵画修復家の加納由利子が巻き込まれ,死者も出る。そこに彼女の幼なじみの塔馬双太郎(浮世絵の研究家)が現れる。そして,ゴッホは自殺ではなく,他人に銃で打たれ死亡したという説が浮上するのだが。なぜ,ゴッホの作品は生前まったく売れなかったのかという謎に迫る作品
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by show_isa | 2012-08-18 17:15 | culture | Comments(0)

貧困大国アメリカ

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一日中,セミがうるさいので閉口しています。さらに夜は灯りのせいか,家の窓に寄ってきて鳴くので余計うるさい。 さて夏バテのせいか,ブログの更新が遅くなってしまいました。


私のブログは情報がごちゃまぜになっているので,整理したものを別にサイト(ホームページ)を作って載せて置こうと思っています。例えば,Linuxのインストール方法や使用ソフトのことなど。後からブログを検索するのは自分でも面倒だ。という訳で久しぶりにホームページ作成の本を読んで,どうするか考え中です。


現在,金融危機は小康状態ですが,このままで済むとは思われません。ドイツ国債だけでなく,一部の北欧の国債もマイナス金利になっているとか。このままでは欧米が「失われた10年」になるように感じます。ところで,Facebookの株を新株発行時に購入した人は大変ですね。更に株価は下落しそうですから(大量の株式が10月に売却可能(unlock)になるのも大きな理由)。Amazonも割高と言われるが,経営者への信頼が高いので大幅下落ということはないでしょう。


何回も言及している学生ローンの過酷さですが,Forgive student loans, it's good for stocks という記事がMarketWatchに掲載された。国が銀行を助ける必要があるのなら,若者を救う必要もあるはずだ。"If those banks deserved a bailout by the U.S. taxpayer, surely the young people of America who’ve earned a college degree deserve the same consideration."
そして,若者の借金を減らすことは景気対策にもなると主張しています。まったくその通りだと思います。


「ルポ貧困大国」では,この学生ローンの他に,刑務所の囚人が格安で民間企業に使役されている実例として,刑務所内のコールセンターで囚人が使われている実態がレポートされていました。それが英国でも計画されているという記事がありました。ガーディアン紙 Prison
call centre plans revealed
どうなんだろうか。


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by show_isa | 2012-08-17 01:35 | news | Comments(0)

Paywalls: Guardian vs Times

オリンピックは多くのブログで取り上げられているだろうから,そちらに任せたいと思いますが,ちょっとだけ。

日本は金銀銅のメダル合計では17個と第3位なのに,金だけだと2個なので総合順位で9位となっている。銅だけの順位なら9個で1位(2位は米国の9個))。良い位置だけど,トップになれない日本というのは何か暗示的にも思えます。(データはここから

さて,paywallsの話です。日本でも有料の新聞サイトが増えたので,リンクをクリックしたら有料のニュースサイトの為,記事が読めなかったという経験があるのでは。全ての新聞サイトを有料購読しないことは普通の人にはできないから,これは避けられない。これがガーディアンの言うpaywallsです。

私は新聞社や通信社の存在は必要であり,そのための経費の負担も必要と考えますが,今の日本の新聞の電子版の料金は高すぎる。新聞販売店の反発もあってか,紙の新聞が売れなくならないように料金を設定しているからでしょう。紙の新聞購読者へのサービスという位置づけになっている。その点,海外の新聞も紙の新聞とのセット料金はありますが,電子版単独の料金は紙よりも安いという当たり前の事になっている。しかし,電子版を有料化すれば,読者が減少してオンライン広告収入が減る。だから,購読収入と広告収入のバランスが問題になります。

Guardianの記事,As the money from Mail Online rolls in,What about those behind the paywall
によれば,Mail Online(DailyMailのサイト)は最大の新聞サイトで1日650万のユニークユーザーで,サイトから広告収入が転がり込んできているそうです。Guardianは3位で310万ユーザー。一方有料サイトでは,FinancialTimesは30万の有料購読者がいるが,その45%は法人契約で会社が社員の購読料を支払っているが,これは他の新聞の参考にならない。ロンドンタイムズの有料購読者は13万(今年6月)だが,伸び率は鈍化してきており,そろそろ天井に来ているのではないか。タイムズはiPad版の料金を週2£から4£に引き上げた。

果たして,Guardian(電子版無料化で読者を増やし広告収入)とTimes(有料化)とどちらの戦略が成功するのだろうか。

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by show_isa | 2012-08-02 11:33 | news | Comments(0)

徒然草 日本の代表的随筆

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いつかと思いながら未読のままの作品があるものだ。それに加えて,一応読んだことはあるが,少年期に子供向けにリライトされたものを読んだとか,教科書など一部分だけ読んだ名作とかもある。千夜一夜を子供の時に読んだという人は多いと思うが,大人向けの完全版を読むと,子供にはちょっと読ませられないと思う。アラビアンナイトがヨーロッパで人気が出たのは,エキゾチックなだけでなく,当時としてはエロチックだったからだと言うのも頷ける。

さて,そういうことで,今回の読書感想は初めて全部読んでみた「徒然草」です。誰でも知っている随筆の代表作ですが,全部読んだ人はどの位いるのでしょうか。私も教科書や受験参考書等で結構読んだ気はしますが,全部読んだことはありませんでした。枕草子を手本にした作品ということです。有名な冒頭の「徒然」の言葉は枕草子の「徒然なる里居のほどに、書き集めたる」から来ているとか。また,枕草子の物尽しの様に,徒然草も物尽しの段が結構あるというのが,通読して分かったところです。

徒然草の冒頭の書き出しが,後世にかなり誤解というか,悪影響を与えたと感じている。つまり,随筆はいきあたりばったり,その場の軽い思いつきで書くものだというイメージをつくり,また手本とされてしまったことだ。実際は,いろいろと構成を考えて兼行法師は書いたのかも知れないが。しかし,ヨーロッパのモンテーニュの随想録の様な深い哲学的思索がなく,それが日本の随筆の模範となったたのは残念だ。日本を代表する古典とは言いながら,自慢話,瑣末な有職故実,教訓話といった,まさにかびくさい年寄りの話しというのが,私が高校生のときの印象だったし,今通読しても,印象は変わらない。鎌倉末期でありながら,兼行法師にとっては平安時代が理想であり,古の慣例,故実等を記録し後世に伝えるのが大事だったのだろう。哲学的思索も科学的な探求もなく,感覚的なものに流れるのも特徴だろうか。

確かに,枕草子も源氏物語も名作である。特に源氏物語は,これを超える宮廷物語は現れなかった。いや源氏物語の影響力で,以降の物語はそれを真似する,和歌で言えば本歌取りをするような作品ばかりであった。なぜが,日本の芸術は型を真似るということになってしまった。お家芸になってしまった。

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by show_isa | 2012-08-01 01:12 | culture | Comments(0)