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沖縄密約

沖縄密約~情報犯罪と日米同盟~ 西山太吉著 岩波新書

 お気軽なドラマが多い中で,政治的テーマを扱った唯一とも言えるTBSのドラマ「運命の人」の最終回の視聴率は14.1%と10%を上回ったそうだ。
 本書では国会や国民に明らかにされなかった密約は違法な情報犯罪であり,また追求された400万ドルは氷山の一角だったことがアメリカの情報公開等で明らかになっている。本書では,摑み金の6億8500万ドルが当時米側に約束されたが,これが実績となって,後に米側の要求で思いやり予算として「いまや在日米軍の駐留経費の75%以上は日本側が負担し,米軍が負担するのは自らの装備と給与ぐらい」と制度化されてしまい,大変な禍根となったと言及されている。
今課題になっている海兵隊のグアム移転費用を日本に負担させるのは,「グアムに海兵隊を含めた三軍統
合の機能を整備拡充したい米側」にとって好都合なことなのである。

 さらに政府提案の秘密保全法案は、国民の「知る権利」と相反する恐れが極めて強い。
会社ではコンプライアンス違反を内部告発できることになっているのに,公務員は政府の法律違反を内部
告発したら罰せられるのでは,情報の国家統制である。実際,アメリカの情報公開等で当時の密約の存在は明らかなのに外務省は詭弁を弄して認めようとしなかった国だからこそ,情報公開が必須である。
by show_isa | 2012-03-25 16:19 | news | Trackback | Comments(0)
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