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マドフの詐欺 史上最大のネスミ講事件

バーナード・マドフ事件 アダム・レボー著 成甲書房
 マドフの詐欺事件は報道されていたが,具体的な内容を知らなかったので読んでみた。

彼の詐欺は株式ファンド運営と称して,入ってきた資金を収益として配分して20年以上発覚しなかったというねずみ講である。発覚のきっかけはリーマンショックで,投資家からの大量の資金引き上げで金が回わせなくなり,発覚した。2008年12月11日逮捕され,懲役150年の判決で刑務所に収容されている。
彼はナスダックの創始者であり,ウォール街の大物,怪しげな人物ではなかったので,衝撃も大きかった。しかも,ねずみ講のからくりは親しい人たち,妻や一緒に働いていた子供さえも知らなかった。被害総額は6兆円とのことだが,未公表の分もあるようだ。
ただ,年率10%~12%の配当がコンスタントにあったから,これを実際に引き出していた人のなかには被害が少ない,あるいは儲けた人もいるのだが,彼らも被害者として元本の全額変換を求めているということだから,グリード(強欲)なものだ。個人投資家はユダヤ人の金持ち(マドフはユダヤ人なので),その他に有名な銀行や保険会社も投資していた,また,金持ちにしか声をかけていないので,庶民には関係ないというのも,並のねずみ講とは違うところだ。

 ところで,細かい話だが,本の中で投資をした個人・団体の一覧表中,64番のスイス・ルネサンスは明らかな間違いだろう。英文名はSwiss Reinsurance Co.なのでスイス再保険会社(通称 スイス・リ)。世界で2番めの再保険会社である。単なるミスプリ? 
それに14番の「UBS(スイス銀行)」の表記も何? かってのスイス・ユニオン・バンクなどが併合されて今のUBS銀行だが,スイス銀行という言い方はない。俗にスイスイ銀行というと,スイスのプライベートバンクの総称になるそうだが,それとは違うのは明らかだ。スイスの会社のチェックは誰か素人に任せたのか?
by show_isa | 2012-09-13 01:38 | news | Trackback | Comments(0)
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