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政治の世襲化は政治への無関心を促す

蹲る骨」<リーバス警部シリーズ> イアン・ランキン著 早川ポケットミステリ
初めて読んだ作品だが、何冊もシリーズで出ているので人気があるらしい。スコットランドの首都エディンバラが舞台のミステリ。自分独自の捜査を行うので上司に疎まれている中年の警官で、女性にもてるという、お馴染みのパタンーだが最後まで読ませる。労働党の議員候補ロディ/クリフが殺害されるというストーリーだ。議員候補には党内予選で次位の人物がなるのが順当なのだが、未亡人が立候補を名乗り出て党も受け入れる。この部分は犯人とは関係ないストーリーだが、子供が同じ選挙区から出ることは無いと聞いているので、イギリスでも夫が死んで妻や子が立候補するというのがあるのだろうかと思った。


Our parties must rid themselves of this stench of nepotism
その後で、ガーディアンの上記論文を読んだ。英国労働党にも世襲 nepotismが蔓延しているのか。論文は国民が政治に関心を失って低投票率になるのを防ぐには、議会が政治を家業にするのを止めなければいけいないと述べている。子供が父の隣の選挙区に出た例(同じ選挙区に出ないルールは形式的に守っているが)等出している。子供が優秀だとしても、世襲は問題だ。
the Labour leadership, a husband-and-wife team in the shadow cabinet, along with two sisters, and Mr and Mrs Harriet Harman now both sitting in the Commons, you could increasingly be forgiven for asking: is this a political party, or a familial sect?
これじゃ、ますます尋ねたくなるよね。労働党は政治政党なのか、親族の党なのか。


22歳や28歳で議員に普通はなれないのに、有力者を親に持てば議員になれるのを見れば若者が政治に興味を持てなくなるのも分かる。
アメリカでも2016年の大統領選挙でヒラリー・クリントンとジェブ・ブッシュが出馬するかもしれない(ヒラリーは元大統領夫人、ジェブは前大統領の弟)。アメリカでは金と特権が政治の当たり前でも、旧世界ではどうなんだ。リベラルprogressiveが目指している全てを世襲は死に追いやるのだとこの論文は結んでいる。


日本だけでなく、世の中が安定してくると世襲が進行するらしい。政治だけでなく、様々な分野で二代目、三代目が増えている。


by show_isa | 2012-11-21 17:05 | news | Trackback | Comments(0)
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