人気ブログランキング |
<< 今アベノミクスを考える~リフレ... ギリシア問題の根本は? >>

今、改めてアベノミクス-リフレ政策を考える (序論)

ギリシア危機が焦点になっている今、アベノミクス-その中核のリフレ政策-について改めて考えたいと思います。

本論に入る前に、序論として昔の実例から教訓を学ぶことに触れたいと思います。
かって、ものが売れないということが話題になり、マスコミでは識者がタンスにものが溢れていて買いたいものがないからなどと言っていました。
今では誰にも明らかなとおり、所得は減り、雇用が不安定になり、社会保障への将来不安などが消費を抑制し貯蓄に走ることなどが原因でした。マスコミで発言する識者は豊かな人々でしょうから、貧しさは実感できなかったでしょう。私のように金がないから物が買えないという人間は、何をピント外れなことを言うんだと思いました。識者と称する人々の発言も当てにならないので、自分の頭で考えることが大事ですね。

リフレ派は戦前の金解禁の後の「高橋財政-リフレ政策」の事例に学ぶべきだと主張しています。
実は、日本の円が1ドル360円の固定相場から307円へと切り上げ(ニクソンショック)の時にも金解禁の事例を引いて、識者達もマスコミも、これで日本経済は終わりだと主張していました。しかし、金解禁は日本は一等国だからと実力以上の円高で金解禁する愚を犯して不景気になったものです。一方、ニクソンショックの時は、それだけの実力が日本経済にあったから円高になったもので、全く違います。むしろ、世界から日本の実力がそれだけ評価されたのだから、お祝いすべきことだった。どちらが正しかったかは歴史が証明していると思いますが。
当時の識者たちが基礎的な条件を無視して比較をする愚劣さであったのは明らかで、その時代のパラダイム(日本は貧しい敗戦国でアメリカは圧倒的に豊かな国)、言い換えれば偏見から抜け出せなかったと言えるでしょう。上記の「タンスにものが溢れ」というのも、豊かな成長期から「平成不況」へのパラダイムシフトができなかったと言えるでしょう。

かように、過去の実例や現在を分析して教訓を学ぶのは難しいなと感じます。
次回は、当時の金輸出再禁止後のリフレ政策で速やかにデフレが収束した例に学べとのリフレ派の主張について考えたいと思います。



>
人気ブログランキングへ
by show_isa | 2015-02-03 13:36 | market | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://showisa.exblog.jp/tb/22777955
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 今アベノミクスを考える~リフレ... ギリシア問題の根本は? >>