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今アベノミクスを考える~経済回復は原油安で

リフレ派はマネーを増やせばデフレは止まると単純に考えている訳ではない。重要なのはインフレ目標で、インフレ期待形成のためのQQE(異次元の金融緩和)なので、経済学的に意味がないと指摘されても気にしていない。
現在はインフレ目標は達成していないが、「持続的な物価下落」を意味するデフレは終ったとも言える。しかし、デフレが終わっても、好況になってはいない。今は、実質賃金は大きく目減りしているが、生産性が上がらないので、物価はやっぱり上がるという「残念な循環」になっている。
「出口」のコストを考えれば、今のうちに、政府は財政健全化と潜在成長力の強化(成長戦略)に努めるべきだ。

長期低迷の主犯はデフレではなく、交易条件の悪化か
 日本経済の長期低迷を招いた諸悪の根源は円高とデフレだとされるが、主因は「資源価格の上昇と輸出産業の競争力の衰えによる交易条件の悪化」だという説がある。
輸出産業以外でも、海外事業を積極的に展開するグローバル企業の収益は潤うが、国民の大部分は物価・原材料高に苦しむこととなる。トリクル・ダウンが不十分なら、国民が不満を持つのは当然である。

それでも原油安で経済回復が広がる
今後円安がさらに急速に進まない限り、原油安に伴う交易条件改善効果が大きく、原油安によって実質賃金は上昇し、個人消費の回復を促す。これで、好況感の裾野が大きく拡がる。足もとで実体経済の回復が始まっているうえ、原油価格の急落がGDPデフレータを押し上げるため、10~12月の名目GDP成長率はかなりの高さになるのではないか。
これはアベノミクスではなく、日銀の追加金融緩和に伴う急激な円安の進行にもかかわらず、原油価格の急落がそれを補って余りある交易条件の改善をもたらす結果。
(参考文献 異次元緩和「勝ち逃げ」のすすめ円安vs原油安の経済学:鍵は「交易条件」 早川 英男 富士通総研)



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by show_isa | 2015-02-04 19:24 | market | Trackback | Comments(0)
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